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初めてセックスを経験したのが二十歳の時。 それから8年間セックスは、私にとって苦痛でしかありませんでした。 22歳で当時の彼とできちゃった結婚。 その時の子は流産してしまい、それからというもの苦痛に耐えながらも子作りをしてきましたが、子供ができることはなく、次第に夫とのセックスは、激減し、夫も仕事だの接待だのと、家に帰ることも少なくなっていきました。 私は家の事と、たまに帰ってくる夫のお世話。 いつの間にか家政婦さん的な存在になっていました。 親兄弟もいない私にとって夫だけが身内でした。 正直、家で一人待つと言う、虚しい生活を強いられていましたが、離婚をすると言う選択肢は私にはありませんでした。 (行く宛もなかったので) 結婚して8年目の冬。 突然夫から離婚届を突きつけられ、家を追い出されました。 寒空の下で手持ちのお金もほとんどなく、混乱したような状態でふらふらと田舎道を歩いていました。 歩き疲れて道端で震えながら座り込んでいるところ車が停まり、誰かが降りてきました。 「大丈夫?どうしたの?」 と男性から声をかけられました。 ガタガタ震えている状況で私は声も出せませんでした。 「救急車呼ぶ?」 と言う問いかけに私ができたのは首を横に振るだけでした。 その男性は私にコートをかけてくれました。 「と、とりあえず…車に乗って暖まって…」 そう言いながら、肩を貸してくれて、車に乗せてくれました。 うつむきながら、コートを握りしめて震えていると、 「少し車動かすよ」 そう言って動き出した車。 すぐに車は再び停まり、 「ちょっと待ってて」 男性は車を降りましたがすぐに戻ってきました。 「これ!」 そう言って渡してきた缶コーヒー。 「飲めなかったら手を暖めるのに使って」 缶コーヒーを握りしめていると涙がポロポロ出てきてしまい、車の中で大泣きしてしまいました。 私が突然泣き出してしまったので、男性もビックリしたのか、 アタフタしたように 「あ、あれだったら…ウチ近いからウチで暖をとる?」 「あ、変な事しようと思ってる訳じゃないから…{emj_ip_0097}」 しどろもどろしてる男性の声を聞いていると、思わず(ふふっ…)と笑ってしまいました。 私「甘えさせてもらってもいいですか?」 どうにか声に出せた言葉。 車は走りだし十数分走るとその男性の家(アパート)に着きました。 「ちょっと車で待ってて!」 せかせかと車を降りて部屋に入って行く男性。数分したら出てきました。 「どうぞ」 と部屋に招き入れてくれました。 「コタツ入ってて!」 せかせかと部屋の中で動き回る男性… 私「えと…そんな気を使わないでください。」 男性「今風呂も沸かしてるから良かったら後で入ってもいいよ」 冬なのに汗だくになって、世話を焼いてくれた彼は、今現在の私の彼氏です。 ちなみに、当時私30歳(現在31歳)の事で、昨年の12月の事です。 彼に拾われた形になった私… ちょっとづつで下手な文面かもしれませんが書いていこうかな?と思います。
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