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バイクを磨き終え、家の中に入った。自分が生まれ育った家だが、普段狭くて殺風景なアパートで過ごしているから、えらく広く感じる。姉が1人いるが、結婚して遠い所で生活している。今は両親2人だけで暮らしている家だ。広い実家で自分1人しか居ないという、久々のシチュエーション。休日の解放感。仕事が忙しい日が続き、けっこう溜まっていたのかもしれない。30過ぎの、いい大人のはずなのに、ムラムラと悪戯心がわいてきた。 (よし、久々に母の寝室を覗いてみよう。) こんな事をするのは、いつ以来か。子供の頃は、よくやってた(笑)。しかし、今は大人である。我ながら情けない。まあ、でも、たまにはいいか。寝室に入り、迷わずタンスに向かった。子供の頃の記憶では、たしか2番目、3番目の引き出しに目当ての物が入っていたはず。スーッと開けた。 (うわあ。あるある。) そこには、びっしりと下着が収納されていた。久々に見てクラクラした。いくつになっても、やはり男は女性の下着に弱い。嫌いな男は、いないであろう。ブラジャー、ショーツ、パンスト、ボディスーツ、スリップ、ペチコート、などなど、まさにお花畑。母らしく、きれいに畳まれ収納されていた。感心したのは、若い子が好むような派手な物は、見当たらないが、かといって、おばさん下着という感じでもない。露骨にエッチな下着は無いが、レースの付いた品のある下着が多く、母のセンスを感じさせた。たまらなくなり、思わず手に取ってひろげようとしたが、思いとどまった。 (いかん、いかん。手に取って悪戯するのはよそう。バレるに決まってる。) さすがに、子供の頃よりは知恵を付けている。元どおり、母と同じ様に畳んで戻すのは出来そうで、出来ない事だ。畳み方も、完璧に真似は出来ない。すぐに母は異変に気付くだろう。事実、 「お母さん、全部知ってたわよ。」 と、かつて言われてしまった事がある(笑)。30過ぎの息子が、自分の下着に悪戯している、と知った時、母はどれだけ悲しむか。 (ここまでだ。おしまい。) 自分はタンスから離れた。クローゼットも開けてみた。昔はズラーっと、沢山のスカートが、かかっていた記憶があるが、いくらか数が減ったような気がした。それでも、まだ母は普段からスカートを着ているようで、嬉しかった。さて、ぼちぼち撤収するかな、と思った時、化粧台の所に置いてあったバッグに目がいった。
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