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洗い物が終わって、わたしは、光輝の様子を見に行かないで、ソファーに横になった。 疲れたなぁ。 そのまま瞳を閉じてしまった…。 数時間後。 はっ、寝ちゃってた。 今何時? 壁にかかってる時計を見る…11時かぁ。 あれぇ?布団かかってる。光輝? そうだ!光輝、大丈夫かなぁ? わたしは、目をこすりながら起きあがり、光輝の様子を見ようと、光輝の部屋のドアの前に行ったとき。 ジャー、…カチャ。 トイレ? トイレのほうをむくと、辛そうな顔して、右手をおでこに当てて、光輝が立ってる。 えっ! 「タイミングがいいのか?、悪いのか?」 光輝が言う。 それって、わたしのこと? 「30分くらい前に起きて、喉が渇いてたから、飲み物飲んだんだけど、さっき吐いた。」 それで、わたしが起きなかったら、何事もなく終えるつもりだったんでしょ? もー! 「グッ。」 突然、光輝が後ろを振り向いて、トイレの蓋を開けて膝まづきながら咳き込んだ。 「ゴホッゴホッゴホッゴホッ」 わたしは、光輝の背中をさする。 「………。」 「光輝?」 「ゴメン。ぼーっとしてた。」 そう言いながら、光輝は、立ち上がり、振り向いて歩きだす。 「なんか目が覚めてしまったな。」 光輝が、ソファーに座る。 わたしも、隣に座る。 光輝は、おでこに右手を当てて、うつむく。 「光輝?どうしたの?」 「……今までずっと独りでやってきたから、介抱なんてされたことなかったから、どうすればいいのか分からない。」 光輝…。そういうふうに思ってたの。 「わたしは、平気だから。いつでも頼ってほしい。」 「ん…。」 光輝は、悩んでる。 まぁ、すぐにはできないよねぇ。他の話をしよ。 「光輝、寝れた?」 「ん、昨日の夜から寝てなかったから、さすがに睡魔が襲ってきて少し寝た。」 そっかぁ。 会話が、終わってしまった。 えーっと… 「あっ!美由、何時から寝てたか分からねーけど、布団かけずに寝てただろ?風邪ひいてねーか?」 光輝、わたしの心配してくれるの?嬉しい。 「うん、大丈夫。」 「そっかぁ、よかった。」 また会話が、終わってしまった。 「そろそろ寝るか?」 「うん、そうだね。」 光輝は、立ち上がったときに、ソファーに座ってるわたしに、さっきわたしにかけてた布団を、頭から被せた。 バサッ うわぁ 「ちゃんと布団かけて寝ろよ。」 そう言って、光輝は部屋に行った。 もー!
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