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「カッコわりーだろ。」 「……!?」 「知られるだけでもカッコわりーのに、家に来るだろ?そしたら、もっとカッコわりーところ見られるから。」 そういうことだろうと、思ったよ。 「誰でも、弱いところはあって、カッコ悪いところあると思うよ。」 「でも、嫌だろ?」 ネガティブな光輝。 わたしは、首を横に振る。 「カッコ悪いとか、嫌だとか思わないよ。光輝だから。それより、力になりたいって思う。」 「美由…。」 光輝が、わたしの瞳を見る。 「美由でよかった。」 光輝に、笑顔が戻る。 あー、なんか照れてきたよぉ。 ピンポーン インターホンが鳴った。 「タカが来た。」 光輝が言う。 えっ?タカが? 光輝についていって、玄関に行く。 光輝がドアを開けると、タカがいた。 「何で分かったの?」 「俺が呼んだから。」 「いつ?」 「美由が洗い物してるとき、電話して。」 ふーん。 「タカ、美由を頼むな。」 「ああ。」 えっ? 「美由、荷物持って…。今日は、もう帰らないと。」 あっ、そうだった。帰らないと。遅くなった。外は、暗いよね。だから、タカを呼んでくれたの? わたしは、カバンと制服の上着をとりにリビングに行く。 後から、光輝も来る。 「あーあ、ブラウスとスカートが、しわしわだなぁ。」 そう言って、光輝はわたしの上着をとって渡してくれた。 光輝はぁ、気にしてることを。しょうがないじゃない、ずっと着てて、いろいろあったんだから。 わたしが、上着を着終わると。 光輝が、わたしの頭をくしゃくしゃってする。 「いろいろ、ありがとな。」 許しちゃう。 玄関に行って、 「じゃあな、また明日。」 「うん、また明日。」 そう言って、わたしは、タカと一緒にマンションを降りて行った。 「乗れよ。」 「うん。」 タカの自転車の後ろに乗って、家まで送ってもらった。
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