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片付けて、部屋に戻ると、横になってる光輝は、まだ顔色が悪くて、息が荒く、しんどそうにしてた。 「光輝、まだ吐きそ?」 光輝は、首を横に振る。 「ちょっと、熱、計ってみようか?」 わたしがそう言うと、光輝は、パソコンデスクのほうを、指差した。見ると、パソコンデスクの上に、体温計があった。 光輝に体温計を渡して、計り終わって、見たら、 「39度2分?」 「下がってない。」 光輝が、ボソッと言う。 どうしよう。 とりあえず、タオルを濡らし直して絞って、光輝のおでこにのせた。朝ご飯のことなんて、もう忘れてた。熱が、下がってくれることだけ考えてた。 時々、光輝は、咳込んだ。 熱は下がらないし、咳込むし、ずっと顔色悪いし。 しばらくして、 「ウッ…。」 光輝が、口元を手で押さえる。 「光輝!」 「タオル…とって。」 口元を手で押さえたまま、光輝は言う。 「うん、はい。」 わたしは、いつものとこに置いてあるタオルをとって、光輝に渡した。光輝は、タオルで口元を押さえると、また「ウウッ」ってなって、少し胃液を吐いた。 どうしよう、胃液しか吐けない人の背中さすってもな…。 「美由。」 「ん?何?」 「お粥…、作ってきて。」 「えっ?でも…」 「いい…から。」 「うん、わかった。」 わたしは、お粥を作りに、部屋を出た。 時計を見ると、10時半前だった。
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