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8時が過ぎて、さすがにわたしもお腹がすいて、コンビニで買ってきてた晩御飯を食べる。 食べてる間も、光輝の部屋から、時々、光輝が咳き込んでるのが聞こえた。 早く戻らないとって思いながら、食べる。 食べ終わって、光輝の部屋に戻った。 光輝のおでこのタオルを、濡らし直して、絞って、光輝のおでこにのせる。 「美由…。」 「ん?何?」 光輝が、布団の中から手を出してきた。 わたしは、その手を握る。 光輝って、たまーにこうやって、甘えてくるよね。 あー、ダメだ、ドキドキしてきた。 「こ、光輝、もう寝たほうがいいよ。寝るのが一番。」 「寝られないよ。昨日の夜から。ゴホッゴホッ」 そうだよね。咳止めの飴も、しょせんコンビニで買ってきた袋の飴、咳止めとは書いてあるけど。 「大丈夫だよ、わたしがついてるから。」 って言ったけど、わたしがついてるからって、咳が治まるわけでもなく。 こんなことしか言えなかった。 でも、光輝は、それで安心したのか、目を閉じた。 けど、すぐに開けて、 「美由。寝る前に、トイレ行ってくるよ。」 「うん、そうだね。」 光輝が、体を起こす。 「行ける?」 「うん。ゴホッゴホッ、慣れてるから。」 咳をこらえて言った。 言うと思った。 わたしは、大丈夫かなぁって思いながら、トイレに行く光輝を見守る。
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