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小説
1わかな SonySO-01E
08/18 22:17
日頃は強くて、めちゃくちゃかっこよくってっていう人で、でも、胃腸が弱くて、症状がでると弱々しくなって、子供みたいにもなったりする。そのギャップがいいから、男の登場人物で書いてみます。よかったら、感想くださいね。
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返信数:68件

71わかな SO-02G
04/21 21:33
数分たって、光輝が口を開いた。
「美由。もう、俺に構うな。」
「えっ?」
「俺たち、付き合う前に戻ろう。」
「何でそんなこと言うの?」
別れ話は、もうないと思ってたのに。
「俺は…、美由に迷惑ばっかりかけてる。」
「そんな、迷惑だなんて…。」
「俺のために、学校を休むし、ご飯食べるの遅くなって、吐き気がするまでになるし。」
あっ!
その時のことを思い出す。
「ちゃんと寝れないし、制服、しわだらけになるし、今日だって、よく寝てたのに、起こしたし。」
「それは、仕方な…。」
「それに、何より、疲れるだろ。」
光輝……。
わたしは、首を横に振る。
「光輝、気に過ぎだよ。わたし、そんなふうに思ってないよ。」
光輝は、黙ったまま俯いてる。
「光輝のことが好きだから。」
光輝が、わたしの顔を見る。
「光輝に、早く元気になって欲しいって思う。」
「美由……。」
光輝の涙腺が、緩み始めて、また俯く。
「ほんとは。」
「……?」
「ほんとは、そばにいてほしい。」
光輝……。
わたしは、光輝の組んでる手に、手を乗せた。
「うん、いるよ。」
光輝の涙が、布団の上に落ちた。


スキマ時間に楽しく稼ぐ!旦那にバレ無い楽しみ&副業♪
70わかな SO-02G
04/15 19:52
片付けてきて、氷枕を替えた。
時々、咳き込む光輝の背中をさすった。
昼がきて、わたしは、お粥を作って、光輝は、お粥を食べて、また吐いて、ポカリを飲んで、またお粥が混じったのを吐いた。
その繰り返しで…。
夜、ゴミ箱を片付けてきて、光輝の熱を計る。
「美由。いつも、ごめんな。片付けさせて。」
「何言ってんの?今更。」
体温計が鳴って、わたしは体温計を見る。
「37度5分」
「もう大丈夫。」
はぁ?37度5分で、もう大丈夫?それって、慣れてるから?もー!
「まだ、完全に熱下がってないんだから、無理したらダメだよ。」
わたしが、少し怒ったように言うと、光輝は、フフッて笑って、
「はいはい。ゴホッゴホッゴホッ。」
「ほらぁ。」
でも、よかった。ここまで熱が下がって。
「なあ、美由。」
「ん?何?」
「家に連絡してるのか?」
「わたしの両親、今、旅行中なんだ。10日間。」
「えっ!」
「だから、あと4日は帰って来ないよ。」
「すっげぇタイミング。ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
光輝が、咳をしながら言った。
「でしょー。だから、学校行かなくても、バレない。」
わたしの言葉を聞いて、光輝は、真顔になる。
「美由。明日は、学校…。」
「行かないよ。」
「行けよ。」
「嫌だ。」
「何で?」
「何でって、光輝のことが心配だからだよ。」
光輝は、黙ってしまった。


スキマ時間に楽しく稼ぐ!旦那にバレ無い楽しみ&副業♪
69わかな SO-02G
04/01 22:56
半分くらい食べて、光輝はスプーンを置いた。
「美由、ごめん。もう…。」
「うん。」
まだ、食欲ないよね。
わたしは、お盆を持って、部屋を出てキッチンへ行く。食器を、水につかす。
でも、あのLINEの内容、今の光輝のこと、知らないよね?どうして?…うーん、分からない。まぁ、いっか。
光輝の部屋に戻る。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
咳き込む光輝の背中をさする。
タオルを濡らして、絞って、光輝のおでこにのせた。
しばらくして、光輝が、身体を横にして、しきりに口を手で押さえ始めた。
わたしは、光輝の背中をさする。
十何回かさすって、
光輝が、ベッドのそばに置いてあるゴミ箱に顔を近づけた。
「ウエッ」
ボトボトボト
「ハァ、ハァ、ウエッ」
ボトボト
光輝は、深呼吸を2回して。
「美由。もう、大丈夫。」
そう言われて、わたしは、さするのをやめた。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ。」
「ポカリ飲む?」
「うん。」
光輝が、ポカリを2口飲む。
そして、しばらくたって、
「ウッ」
びしゃ
光輝は、ベッドのそばに置いてあるゴミ箱に、吐いた。
わたしは、光輝の背中をさする。
「ウエー」
お粥が、少し混じったのを、また吐いた。


最初は女友達 ⇒ やがて♀豚調教実践!
68わかな SO-02G
03/14 22:04
コンビニから帰ってきて、買ってきたサンドイッチを、さっさと食べて、パックのオレンジジュースを飲んだ。
光輝も、さすがに起きてるよね。
光輝の部屋に行って、ドアをそーっと開ける。
「光輝、起きてる?」
「ああ、うん。」
えーっと…
「朝ご飯、食べる?」
「ゴホッゴホッ、うん。」
わたしは、ドアをゆっくり閉めて、キッチンに向かった。
お粥を作ってると、ダイニングテーブルにある携帯電話が鳴った。
光輝、こんなところに携帯電話置きっぱなしで…。
えっ?
輝美っていう人からのLINEだった。
『今度は、いつ会える?』
輝美って、誰?光輝と、どういう関係?
頭の中、そればっかり浮かんできた。
お粥ができて、光輝の部屋に、持って行く。
「光輝、お粥できたよ。」
わたしが入ると、光輝は、体を起こした。
「ありがと。ゴホッゴホッゴホッゴホッ。」
お粥を乗せたお盆を、光輝の膝の上に置く。
やっぱり、気持ちが沈んでしまう。
「どうした?」
光輝が、言う。
「ううん、なんでもない。」
今、光輝に、心配かけさせたらダメだ。元気になったら、聞こう。元気になったら……、その人と会うの?
「美由。どうしたんだ?なんでもないわけないだろ?そんな泣きそうな顔して。ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
えっ?
「何があったんだ?」
「……。」
「美由。」
「…光輝の携帯電話に、輝美っていう人から、LINEが来た。」
わたしは、光輝の顔を見る。
「あー、母さんだ。」
さらっと言った。
えっ!お母さん?なぁんだ。よかったぁ。
ほっとした顔のわたしを見て、光輝は、フッて優しく笑って、お粥を食べ始めた。
「よく会うの?」
「ああ。」
「仲いいんだね。」
「元気なときはな。」
この時、わたしは、光輝の言葉を深く考えなかった。


女とヤリたい?本当?ハイ即入室!
67わかな SO-02G
01/29 18:11
氷枕を替えてきて、熱を計った。
「38度2分、だいぶ下がったね。」
体温計を見ながら、わたしが言う。
ふわぁ…
アクビが出た。
やだ、光輝の前で、恥ずかしい。
「美由。もう少し寝ろよ。」
「うん…、でも光輝が…」
「美由が、体調崩すようなことになったら、ダメだろ。」
光輝は、少し声を荒らげて言った。
なんで、そういうふうに言うの?
でも、…心配してくれてるんだよね。
「うん、わかった。」
「ソファーで」
「うん。」
突然、光輝が、ムクッと起き上がる。
えっ?何?
「着替えるから。ゴホッゴホッ」
あっ、そうなのかぁ。
光輝は、衣装ケースのほうに行き、わたしは、ドアのほうに行く。
「美由。」
呼ばれて、振り向く。
「ゴホッゴホッ。これ、母さんが泊まりにきたときに着るやつでよかったら。」
トレーナー?これをきて寝ろって?そうだよね。制服じゃあ…。
「ありがとう。」
リビングで着替える。
お母さんが泊まりにくるって言ってたけど、よく泊まりにくるのかなぁ?しかも、自分の部屋に、お母さんの服もしまって。まさか、光輝って、マザコ…ううん、そんなことない。服も、しまうところがないから、光輝の部屋にしまってるだけ、きっと…。でも、パンツもあるのかなぁ、あの中…。あー、ダメダメ。そうだ、お母さんが泊まりにくるときって、光輝の具合が悪いときかも。えっ!それって、今だよね。鉢合わせたら、どうしよう。…あー、もー、何も考えずに寝よ。

しばらく寝て起きた。
今、何時?
時計を見る。
9時かぁ。学校始まってるなぁ。
お腹すいたなぁ。コンビニ行って、何か買ってこよ。光輝は、まだ寝てるかなぁ。
部屋を、そーっと開けて見る。
寝てるよね。コンビニ、行ってこよ。


遊びながら稼ぎ?スマホで簡単誰でもOK!
66わかな SO-02G
01/14 16:23
トイレから帰ってきて、光輝は、ベッドに横になって、すぐに、咳き込み始めた。
わたしは、咳が治まるまで、光輝の背中を優しくさする。
咳が治まって、光輝は、眠ろうと目を閉じた。
ほんとに、なかなか寝られなかった。
寝たと思ったら、咳き込んで、目を覚ます。
光輝の背中をさすったり、光輝のおでこのタオルを替えたり……
喉が乾いたからって、ポカリを2回飲んで、飲むたび吐いて。
11時過ぎに、もう一度氷枕を替えた。
時間が経つにつれて、段々咳のでる間隔が開いてきて、深い眠りにつけたのは、1時だった。


けっこう寝て、目が覚めた。
今、何時?
時計を見ると、
5時かぁ。……美由は?
ベッドに伏せて、顔をこっち向けて寝てた。
美由の寝顔……フッ……
笑みがこぼれる。
ゴホッゴホッ咳が、ゴホッゴホッゴホッゴホッ
起こしたらダメだって思って、口を閉じても、咳は止まらなかった。
ムフッムフッムフッムフッ
美由が目を覚ます前に、止めないと…
想いは届かず、美由は目を覚ました。
「光輝、大丈夫?」
ゲホッゲホッゲホッゲホッ
美由は、いつものように、落ち着くまで、背中をさすってくれた。
やっぱり、ダメだなぁ、俺。好きな人が、よく寝てるのに、起こすとか…。迷惑ばっかりかけてるよな。


近所のヤリマンを探せる新システム♪
65わかな SO-02G
01/08 14:53
8時が過ぎて、さすがにわたしもお腹がすいて、コンビニで買ってきてた晩御飯を食べる。
食べてる間も、光輝の部屋から、時々、光輝が咳き込んでるのが聞こえた。
早く戻らないとって思いながら、食べる。
食べ終わって、光輝の部屋に戻った。
光輝のおでこのタオルを、濡らし直して、絞って、光輝のおでこにのせる。
「美由…。」
「ん?何?」
光輝が、布団の中から手を出してきた。
わたしは、その手を握る。
光輝って、たまーにこうやって、甘えてくるよね。
あー、ダメだ、ドキドキしてきた。
「こ、光輝、もう寝たほうがいいよ。寝るのが一番。」
「寝られないよ。昨日の夜から。ゴホッゴホッ」
そうだよね。咳止めの飴も、しょせんコンビニで買ってきた袋の飴、咳止めとは書いてあるけど。
「大丈夫だよ、わたしがついてるから。」
って言ったけど、わたしがついてるからって、咳が治まるわけでもなく。
こんなことしか言えなかった。
でも、光輝は、それで安心したのか、目を閉じた。
けど、すぐに開けて、
「美由。寝る前に、トイレ行ってくるよ。」
「うん、そうだね。」
光輝が、体を起こす。
「行ける?」
「うん。ゴホッゴホッ、慣れてるから。」
咳をこらえて言った。
言うと思った。
わたしは、大丈夫かなぁって思いながら、トイレに行く光輝を見守る。


学院一の美女と…?エッチしちゃおう♪
64わかな SO-02G
01/03 09:26
お粥だけ、片付けに行って、まだ吐くかなぁと思いながら、部屋に戻った。
「大丈夫だった?」
光輝が、こくりと頷く。
よかった。
「じゃあ、これも片付けてくるね。」
わたしは、ゴミ箱を持って、部屋を出て、片付ける。
部屋から、光輝が咳き込んでるのが聞こえてくる。
まだ、咳もでるよね、はぁ。
部屋に戻って、光輝のおでこのタオルを濡らし直して、絞って、光輝のおでこにのせる。
「ついでに、氷枕も替えてくるね。」
氷枕を持って、部屋を出る。
熱は、少しずつだけど、下がってきてるから、大丈夫かぁ。
氷枕の中身を替えて、部屋に戻る。
「はい、光輝。」
光輝の頭の下に、氷枕をひく。
「美由は、晩御飯は?」
「わたしは、昼御飯が遅かったから、まだ大丈夫。」
「はぁ…」
なんで、そこでため息?
って思ったら、咳き込み始めた。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ…」
わたしは、光輝の背中をさする。
咳が治まって、
「美由。ごめん、喉が乾いたから、飲んでもいい?」
「どうぞ、どうぞ。」
光輝に、ポカリを渡す。
喉が乾いて飲むのは、普通のこと、それなのに誤るのは、吐くことがわかってるから。
飲んで、しばらくたって、
「ウッ」
びしゃ
光輝は、ベッドのそばに置いてあるゴミ箱に、吐いた。
あわてて、わたしは、光輝の背中をさする。
「ウエー」
お粥が、少し混じったのを、吐いた。


学院一の美女と…?エッチしちゃおう♪
63わかな SO-02G
12/11 01:12
半分とちょっと食べ終わったところで、スプーンを持ってる手を止めた。
「光輝、もうやめとこ。」
口に持って行くと、無理して全部食べちゃうからね。
光輝が、いつもはすぐ片付けに行くのに、片付けに行かないわたしを見て言う。
「どうした?」
「ううん」
わたしは、首を横に振る。
いつも、片付けに行ってる間に吐くから。助けたいときに助けてあげれない。そばにいてあげたいときに、そばにいてあげれない。
光輝は、そんなわたしの気持ちをわかったのか、
「俺なら、今は、大丈夫。」
「えっ?」
「少し落ち着いてきてるから。ゴホッゴホッ」
「ほら、もー。」
いいんだ。洗いにくくなっても。
ほんとに、光輝は、すぐ吐きそうにはなかった。
それから、しばらくたって、光輝は、しきりに口を手で押さえ始めた。
息も荒くなってきた。
「光輝、気持ち悪い?吐きそう?」
光輝が、こくりと頷く。
わたしは、光輝の背中をさすった。ベッドの端を握りしめてる光輝の手を、ぎゅっと握る。
光輝は、ベッドのそばに置いてあるゴミ箱に顔を近づけた。
「ウエッ」
ボトボトボト
嘔吐物が、ゴミ袋をセットしたゴミ箱の中に落ちる。
「ハァ、ハァ、ウエッ」
ボトボト
光輝は、深呼吸を2回して。
「美由。もう、大丈夫。」
そう言われて、わたしは、さするのをやめた。


真剣な出会いもヤリ友も 近所で探せる
62わかな SO-02G
11/29 00:15
「ウエー」
十数分後、光輝は、また吐いた。
それから、わたしはまた、光輝のおでこのタオルを濡らし直したり、咳がでると、背中を優しくさすったりした。
「美由。」
「何?」
「あめ」
「飴?食べる?」
こくりと、光輝が頷く。
わたしは、飴を取って、光輝に渡した。
わたしが買ってきた咳どめの飴を、食べてる。わたし、役にたってるね。嬉しい。

日が暮れて、やっと光輝の熱が少し下がった。
「39度」
体温計を見て、わたしが言う。
それでもまだ、39度かぁ。
「ご飯、食べる?」
おそるおそる、訊く。
「うん」
「じゃあ、作ってくるね。」
わたしは、キッチンに行って、お粥を作った。
よかった、熱が下がってきてて。
できたお粥を、光輝の部屋に、持って行く。
わたしが来たのを見ると、光輝は、起き上がろうとした。
「ダメだよ。光輝。」
お粥がのったお盆を、パソコンデスクに置いて、あわてて光輝のところに行って、寝かせた。
「まだ、寝てなきゃ。せっかく熱が下がったのに、また上がったらどうすんの?」
もー!ちょっとよくなったら、 すぐこれだもん。
ぶつぶつ言いながら、お盆をとりに行く。
フッて、光輝が笑う。
「なぁに笑ってんの?」
光輝のそばに座る。
「なんでもない。」
わたしは、お粥をスプーンで少しすくって、光輝の口に持って行く。
「はい、光輝。」
光輝は、ゆっくり食べていく。


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